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【出版記念オンラインシンポジウム】 ニューロダイバーシティ~人間理解の新視点~
ニューロダイバーシティ(neuro-diversity)とは、「脳多様性」や「神経多様性」などと訳される言葉で、具体的には「脳や神経の在り方には、人それぞれに違いがあり、それらは人間の多様性の一つとして尊重されるべきである」とする考え方を指します。本イベントが、人の多様性の豊かさや多様性を尊重する意義や意味、またその為の方法論について広く社会に発信し、議論を深めていくきっかけの場となればと存じます。

〇基本情報〇
タイトル:【出版記念オンラインシンポジウム】 ニューロダイバーシティ~人間理解の新視点~
日時:2021年2月21日(日)13:00~18:00
開催方法:オンライン配信(イベント一週間前あたりにご視聴用の情報をメールにてご送付いたします)
料金:無料

〇イベント概要〇
◇第一部 基調講演&特別対談「ニューロダイバーシティとは何か?」13:00~15:00

・講演:『ニューロダイバーシティの基礎知識』
 村中直人(一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会)

・対談:『ニューロダイバーシティへの期待と課題』
 小島慶子氏(エッセイスト、タレント)
 村中直人(一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会)

◇第二部 パネルディスカッション「自閉スペクトラム研究から考えるニューロダイバーシティの科学」15:00~18:00

・講演
『感覚と運動の多様性から考えるニューロダイバーシティ』
 井手正和氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所 脳機能系障害研究部 研究員)

『錯聴による聞こえ方の多様性から考えるニューロダイバーシティ』
 柏野牧夫氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室長)

・ディスカッション
『人間理解の新視点としてのニューロダイバーシティ』
井手正和氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所 脳機能系障害研究部 研究員)
柏野牧夫氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室長)
村中直人(一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会)
〇小島慶子氏
エッセイスト、タレント
東京大学大学院情報学環客員研究員 ( MeDi )
オーストラリア親善大使 (2018)
昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員
NPO法人キッズドアアドバイザー

1972年 生まれ 学習院大学法学部政治学科卒業、TBS入社、アナウンサーとしてテレビ・ラジオに出演 第36回ギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティー賞受賞など活躍の後 、独立。各種メディア出演、執筆、講演など活動の幅を広げ、現在に至る。 2014年より オーストラリア・パースに教育移住し自身は日本で働きながら、夫と息子たちが暮らす豪州と往き来する生活を送る。自身がADHDと診断されたことを公表している。

〇井手正和氏
国立障害者リハビリテーションセンター研究所 脳機能系障害研究部 研究員

大学院において実験心理学の研究領域において、体性感覚、身体イメージの知覚・認知過程をテーマに研究を行う。博士学位を取得後、現所属研究所において発達障害者の感覚と運動の特徴について、実験心理学と脳科学的手法を融合したアプローチによる研究を開始する。特に、自閉スペクトラム症者の感覚過敏の脳内神経基盤に関する研究を精力的に推進し、こうした症状には過剰に高い知覚情報処理が関与することを報告してきた。以上の成果は、複数の海外の研究雑誌に論文として発表されている。また、研究の傍ら、一般向けの啓発イベントでの研究紹介を頻繁に行い、発達障害の基礎科学の研究知見について理解促進につとめる。

所属学会:Society for Neuroscience、International Society for Autism Research、日本生理学会、日本神経科学学会、日本心理学会

〇柏野牧夫氏
日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所 NTTフェロー・柏野多様脳特別研究室長

専門は心理物理学・認知神経科学。聴覚認知を中心に,無自覚のうちに適応的な情報処理を実現する脳の働きを研究してきた。最近は,自閉スペクトラム症当事者やトップアスリートなどにも対象を広げ,認知の多様性や可塑性,脳・身体・こころの関係を探求している。2016年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。著書に『音のイリュージョン~知覚を生み出す脳の戦略~』(岩波書店, 2010),『空耳の科学-だまされる耳,聞き分ける脳』(ヤマハミュージックメディア, 2012) 他。東京大学大学院教育学研究科 客員教授,東京工業大学工学院情報通信系 特定教授,日本学術会議 連携会員。

〇村中直人
一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会代表理事(共同代表)
臨床心理士 公認心理師

大阪市立大学卒、京都文教大学大学院修了。臨床心理士として大阪市教育センターでの心理相談員やスクールカウンセラーなど主に教育分野で勤務し、発達障害、聴覚障害、不登校など特別なニーズを持つ子どもたち、保護者の支援を行う。支援を行う中でニーズに対する支援の少なさを実感し、一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会の設立に参画。あすはな先生の立ち上げにも従事し、特別なニーズを持つ子どもたちや保護者への支援者を数多く育成する。現在は発達障害学習支援サポーター資格制度を通じ、全国に正しい知識を持った理解のある支援者を増やすべく「発達障害学習支援サポーター®」の育成に取り組んでいる。
2021年2月21日(日) 13:00-18:00
オンライン配信
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